車内置き去り



こんにちは。今回は幼稚園・保育園に送迎する時のお話です。



近年、車内置き去りが問題になっています。




私も子ども3人育てる前、独身時代の感覚では、



なんでそんなことが起こるのか、とても不思議に感じていました。




でも実際にヒューマンエラーというのは誰の身にでも起きます。




なので仕事をするときでも、二重チェックを行うのが基本です。
しかし二重でさえチェックをすり抜けることがあります。



不思議な事で、この人が大丈夫だったから大丈夫という安心感でチェックをすり抜けてしまうのです。



私も事務仕事をしていた時代に何度か経験があります。



なので三重にして、役職が上の方や責任者に最終チェックをしてもらいます。





話は戻って、


さて、家庭で送迎する場合に、


3人体制で子どもを送るなんてことができるでしょうか??



そういう事だと思います。


対人だし、送り先も認知しているし、


話が違うという意見もあるかと思いますが…





ヒューマンエラーは人間が人、


モノに対して行うすべての事に起きるものだと感じます。



実際に、私も一人目と二人目まではヒヤッとしたことはありませんでした。



これに一人(赤ちゃん)が追加して、


しかも3人ともチャイルドシートに乗せる状況で



私一人だけが送迎、その後仕事に行くという状況が生じると…。



そして同じ場所に送迎ではなく、一人は保育園、



一人は別の幼稚園という状況になると…。


この子を送ったよね、と確認するのは自分だけ。



ましてや対子ども相手です。


ここがポイントなのですが、

この子達は静かにしているときもあれば、


この子は今日は幼稚園に行きたくない等、



ぎゃーぎゃー騒がれながら運転しなければならない状況があり、



日々変化します。




もはや手順通り、毎日同じようには送迎させてもらえません。



たまに静かなとき(お子さんによっては眠っている方もおられると思います。)


があるのです。



いつも騒いでいるから(声が聞こえるから)=車内に居る


という構図が出来上がってしまっているのです。




これは意識せずに成り立ってしまっています。



先ほどの、たまに静かな時に、



いない=すでに送った



と勘違いする事があると思います。







そして、母親(育ての親)がいると、


子どもも相当(※その子によって、親の受ける器によっても感じ方には幅があります。)


甘えますので(※中には甘えない子もいます。)



他の方が相手の時とは違い、(他人に対してはいわゆる、よそゆきの顔があります。)


手を焼きます。
(※子の気質によっては大人しいお子さんもいらっしゃると思いますが、幅があります。)


この時点で運転者である母(保護者)は、いっぱいいっぱいです。


子どもと自分の持ち物を持ったか確認をし、子ども達にも気をかける必要があり、運転にも細心の注意を払う。


ルートの確認もしつつ、時間の配分も考え、その後の仕事にも意識がいく。



この中でおろそかになる部分が必ず出てきます。



この辺りも背景に考えを行きわたらせることが必要だと感じます。



しかも送迎は毎日の事なので、なおさらエラーが起きやすい状況になると思います。



幼稚園や保育園の送迎バスだって、運転は運転する人がいて、



子どもを見る人はこどもを見守ってと分担がありますよね。


(それでも発生しています。先ほどの二重確認の安心の結果だとも感じます。)




しかし世の中の運転される保護者の方は、一人で送り迎えされる方が多いと思います。



その保護者の方は、お父様お母様だけではなく、祖父母の方もです。



認知機能が以前より衰えている状況の方であればなおさらです。



私自身も30前半のころでしたが、毎日夜泣きの寝不足で、



判断力が鈍っていた時期があります。



そんな様々な状況や環境が絡み合って、



起こる事があります。



故意ではなく、エラー(ミス)でです。



誰にだって起こりうること(神経質&慎重なタイプの方でも。)



だと、経験を通して感じました。


なので決して自分を過信せず、



保育園や幼稚園の先生と連携できる、



送ったつもりになっていないか


(こんなことがあるはずがないと思いますよね。)



改めて保護者の方に意識付けてもらう事。



(メモを貼る、毎回チェックしないと車を降りない習慣にする、


大事なもの財布や携帯を子どもの席近くに置く等…)




そして周囲が子育てに協力できる環境づくり、



周りのや人や地域の方が少しでも気にかけて下さる姿勢。



他人の子



ではなく、子どもを社会全体で育てていくという認識が、



このような現場で子育てに直面している家庭、未来の子どものためにも



改めて必要だと感じます。



母として、保育者としてそう思います。

   


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