
今回は、私の実体験をもとに、「共働き家庭が子育てと仕事をどうバランスよく両立しているか」
というリアルな日常をお伝えします。
同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
第三子出産後、育児と仕事の両立が再スタート

私は第三子を出産したのち、0歳の時点から仕事復帰をしました。
正直、体力的にも精神的にもハードな毎日。
でも「自分も社会とつながっていたい」「子育て以外のやりがいも持ちたい」という思いから、
パートタイムという形で復職しました。
我が家は夫が朝から翌日の夜まで不在ということが多々あり、帰宅時間が不規則。
そのため、フルタイムでの勤務は当初から難しいと判断しました。
しかし、第三子が少しずつ手を離れ始めると、
育児に追われていた日々の中にも余裕が見えはじめ、仕事への意欲が高まっていきました。
自分に合った「働き方」を模索してたどり着いたトリプルワーク

「もっと働きたいけど、フルタイムは無理。でも、何かできることがあるはず」
そんな思いから、私は保育士としての勤務に加え、在宅ワークにもチャレンジしました。
さらに、自分のスキルや時間の使い方を見直し、三つ目の仕事とも契約。
気づけばトリプルワークになっていました。
「え、仕事3つも!?大変じゃない?」とよく聞かれます。
でも、私が選んだ仕事には共通点があります。それはシフトが自由に調整できるという点。
この柔軟さこそが、子育てと仕事を両立させる最大のポイントだったのです。
シフトの自由さが、家庭と仕事を両立させるカギ

三つの仕事は、すべて時間の融通がきく働き方を選びました。
保育士の仕事も、在宅ワークも、三つ目の業務も、「子どもの体調不良」や
「学校・保育園の行事」「夫の勤務スケジュール」に合わせてスケジュールが調整可能。
固定勤務に縛られないことで、精神的な余裕も生まれました。
「短時間正社員」という選択肢も視野に入れていたのですが、
夫の勤務体制の変化が難しく、フルタイムの正社員として戻ることは断念しました。
でも、「自分にとって今、無理のない働き方は何か?」を見極めることで、
納得できる形に落ち着きました。
共働き家庭のタイムスケジュールのリアル
ここで、我が家のとある1日のタイムスケジュールをご紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。
- 6:00 起床・朝食準備(夫の出勤が早い日はお弁当も準備)
- 7:00 子どもたちを起こし、朝食・身支度
- 8:00 保育園・学校の送迎、出勤または在宅業務開始
- 12:00 昼食(在宅勤務の場合はこの時間に家事を並行)
- 16:00 仕事終了、子どものお迎え
- 17:00買い物や夕飯準備、子どもの宿題チェックなど
- 18:00 夕食、片付け、お風呂
- 20:00 寝かしつけ(その後にまた在宅業務の続きや雑務、趣味のドラマ鑑賞)
この流れの中で、夫婦間での役割分担はとても重要です。
私が出勤する日は、夫が「ごはん担当」となり、朝・夜の食事を担当します。
逆に在宅勤務の日は、私がほとんどを担いますが、洗濯や食器洗い、寝かしつけなどは
夫が率先してやってくれる日もあります。
大切なのは「どちらが多くやっているか」ではなく、
「お互いが無理なく続けられることを分担する」こと。
そしてこの分担が当たり前のルーティーンになるまでに、8年という時間がかかりました。
子育てと仕事を両立するための3つのポイント

私がここまでたどり着いた中で、子育てと仕事のバランスを取るために
特に大事だと感じたことを3つご紹介します。
1. 自分に合った働き方を選ぶ
フルタイムが正解ではありません。パート、フリーランス、在宅、業務委託など、
多様な働き方の中から「今の自分と家族」に合った形を選ぶことが大切です。
2. パートナーと役割を共有する
夫婦で話し合い、お互いの得意・不得意を理解したうえで分担すること。
無理をせず、助け合いながらルールを作るのが成功のコツです。
3. 柔軟なシフトや在宅勤務を活用する
育児は予測不可能なことの連続です。突然の発熱や行事対応のために、
柔軟に調整できる働き方は大きな味方になります。
まとめ|「両立できる形」は人それぞれ

「仕事と子育ての両立が大変…」「もっと働きたいけど、家族の事情が…」と
悩んでいる方はとても多いはず。
でも、「理想の働き方」は一つではありません。
大事なのは、「今の自分と家族にとってベストな選択」を見つけること。
焦らず、試行錯誤しながら、家族とともに歩んでいくことで、
きっとあなたらしいバランスが見つかるはずです。
子育てと仕事、どちらも大切にしたいすべてのママ・パパへ。
無理をしすぎず、あなたらしい両立のカタチを見つけていきましょう。