子どもたちの未来



こんにちは。



最近の社会について、昭和の頃と様変わりしているのが外遊びです。


昔は近所の方や、周りにいる大人が子どもたちに注意をしたり、



声をかけてくれたりしながら、



子どもたちが外遊びをできていた時代がありました。



近年は少子化や核家族化が進み、



子育ての責任は保護者であると明確化され、都市化が進み、



大人中心の社会になってしまったような気がします。





我が家の周囲でも子どもたちが道路や近くの田んぼ等に入ったり、



遊んだりしていると、学校に通報がいくような時代です。



大人自身がこどもたちに直接注意できないのです。



現在、子ども=うるさい・迷惑だと考える大人の多い事。



もちろん全ての方がそうではなく、



同時に心温かい大人の方もたくさんいらっしゃいます。




子どもを騒音扱いする大人の方々に関しては、



《自分も昔はそんなうるさい子どもだったのにね。》と心の奥底から叫びます。



昔はそのような子もみんなで叱って、見守っていたのです。



しかしそう思われる要因は、



現在子どもを育てている保護者にもあると感じます。



うちの子にそんなことを言わないで!と憤慨する保護者。



保護者に育児の責任が問われる時代だからこそ、



わが子=自分のもの という意識が強く、



他の方の意見を受け入れにくい状態があります。



その他に、しつけを放棄している保護者もいます。いわゆる放置。



周りの大人からも注意されず、自身の保護者からも注意されず、



野放しにされる子どもたちはどうなるでしょう。



当然保育園や幼稚園、学校等の教育・しつけが増え、



当の保護者は園や学校にクレームの嵐。



(地域の方からもクレームが入るのはいまや園や学校。)





今の保護者の方は自分の子どものことはまず家庭が基本、



という感覚が薄いです。



こちらについても、もちろん全ての方ではないです。



子育てに一生懸命向き合っている保護者の方々もたくさんいらっしゃいます。



そこを理解したうえで…。なぜこのような事態になったかです。



核家族が増え、共働き世帯が増え、



家庭に注げる時間が減っているのも要因だと考えます。



育てる側もすべての責任を問われ、疲弊しています。



それとは対照的に、あとで述べるソーシャルネットワークの発達。



昔と違い、情報社会、ネット等の娯楽の増加。



現実の育児に対する価値というのが



昔より下がっていっている気がしてなりません。



現代の若い世代が結婚や育児に相応な価値を見出せないというのも分かります。



そしてこのソーシャルメディア。



今の子どもたちはこれに依存している子たちが多いそうです。



先日わが子の小児発達外来の主治医の先生も疲弊して仰っていました。



障害が元からあるのではなく、



これを使用すればこどもが大人しくなるため



何時間もこれを利用させ育児代わりに使用している。





このことで後発的に障害を作っている。本当の障害ではないと。



そういう子の受診が今多いそう。



こちらについてはまた別記事で取り上げようと思っています。




それほど深刻なものになっているということです。




その結果、



子どもの教育やしつけを担う外部の機関の先生たちが担う役割は



大きなものとなり、成り手不足の増加。



皆が子どもの事を、こういった教育機関になすりつけ、



自分ごととして考えなくなっています。



そのしわ寄せは結局のところ子どもたちに影響していきます。



そんな未来はどうなるでしょうか…。





社会が子育てする保護者を窮屈にし、子育てに対する意識の低下が進み、



保護者も子育てを外部に託し、地域の方や周りの大人の見守りもなくなり…。





そういったことを改善させることが、最重要課題だと考えます。



やはり子どもは社会で、みんなで、



地域と共に一緒に育てなければならないという認識が必要です。



保護者はもちろん、地域の方や周囲にいる大人にとっても



皆の子、


未来を担う子、



という感覚で見守ってもらうことがとても大切であるということです。




全ての大人の方に…。



こどもたちの成長の姿を、全てが保護者の責任と一括りにしないで、



社会のひとりとして、自分たちの子として、



大人全員がこどもたちを一緒に見守り、叱り、



成長を見守っていただけたら



これからの日本は、どんなに良い未来になっていくのかと思います。



そして保護者の方も自身の子どもに対する育児を今一度振り返ってみて下さい。



ソーシャルメディアの利用が過度なものになっていないか。



現実世界での経験が幼少期にはとても重要であるということ。



そのうえでこどものしつけや教育は家庭が基本をわきまえること。

そして、周りの地域や大人の方に対して



子どもを注意してもらっている・見守ってもらっている・ありがたい



私たちの子として見守ってくれているという



感謝の心を持ってほしいと思います。



子どもをみんなで、社会で育てているという認識を



保護者が持つことが必要です。





そこがない限り、



周囲の大人の方が見守ってくれるという構図にはならないように思えます。



現在の大人たち、保護者たちが、このような意識改革をしていかないと、



これからの自分たちの生活の質が、更に低下する未来が待っていますよ、



という事態になるかもしれません。



これから先の日本を担う、大事な子たちと考えれば、



自分ごととして考えていく大人が増えるのではないでしょうか…。



みんなが、社会が



こどもたちを排除していくような世の中になる未来は、いやだなぁと感じます。




私が育児をしていて心から思うことです。




みんなが子どもたちをのびのびと育てることができ、



社会から、子どもたちが排除されない世の中になりますように。



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