【保育園の新年度】登園時に泣く子どもたちへ。泣き止むまでの時間や保護者の不安へのアドバイス





保育園の新年度、登園時に泣く子どもを見て不安になる保護者の方へ。泣き止むまでの時間や、保育士が現場で感じる子どもの変化をわかりやすく紹介します。

新年度の保育園、登園時に泣く子どもたち…親としてどう向き合う?

新年度がスタートして早くも2カ月が経とうとしています。春から保育園に通い始めたばかりのお子さんや、新しいクラスに慣れようとしている子どもたちにとっては、今がまさに「適応の時期」。

登園時に泣いてしまうお子さんを見て、「うちの子、大丈夫かな?」「泣き止むのはいつ頃?」と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。


この記事では、保育士としての実体験をもとに、登園時の涙への対応や、子どもたちの気持ちの変化についてお伝えします。



登園時に泣くのは自然なこと。泣き止むタイミングの目安


でも、ご安心ください。多くの子どもたちは保護者と離れてから30分以内には落ち着き、保育士との関わりやおもちゃ・絵本などに気持ちが向いていきます。


「泣き止まない時間が長いのでは…」と心配になるかもしれませんが、実際は数日〜数週間で落ち着くケースがほとんど。慣れのスピードは個人差があるので、お子さんのペースを大切にしましょう。



お父さん・お母さんを思い出す時間も大切な成長

日中、ふとした瞬間に「ママ…」「パパ…」とつぶやき、涙ぐむ子もいます。これは決して後退ではなく、愛着形成がしっかりしている証です。


私たち保育士は、その気持ちに寄り添いながら、お子さんが安心できる時間を少しずつ増やしていくお手伝いをしています。


「朝は泣いていたけど、お昼には笑顔で過ごしていましたよ!」という報告が増えると、保護者の方の表情も少しずつやわらかくなっていくのが伝わってきます。




保育士も日々、子どもたちと一緒に成長中

この日は「園全体の補助」として3クラスを担当し、さまざまな年齢の子どもたちの様子を見て回りました。どの子も、それぞれのペースで新しい環境に慣れようと頑張っている姿が印象的でした。



焦らなくて大丈夫。子どもには順応する力があります

「泣くのはうちの子だけ?」「ずっと慣れないのでは?」という不安は誰しもが感じるものですが、子どもは本来とても柔軟でたくましい存在です。

ご家庭と保育園が協力して寄り添いながら進んでいけば、お子さんは自然と笑顔の時間が増えていくはずです。どうぞ焦らず、ゆっくり見守ってあげてくださいね。



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